パルブラット組合わせ別差圧特性(常温設定時)

ヒーター、トラップの材料となるパルブラットには、・04(細目)、・12(中目)、・25(粗目)、の3タイプがあり、使用用途に応じて多様な組み合わせが可能です。

パルブラッド組合わせ別差圧特性(常温設定時)

パルブラット種類別昇温特性(流速一定時)

パルブラッド組合わせ別差圧特性(流速一定時)

スペック

ご使用の通風条件によりヒーター設計をいたしますので、ご相談下さい。

ヒーター諸元例 径φ50 径φ100 径φ150 径φ200
使用パルブラット:
S04-30(30μx30mm)
※測定条件:無風状態
100V 200V 100V 200V 100V 200V 100V 200V
最高表面温度 1000℃

スペック・1

全抵抗(Ω) 4.09 16.38 36.85 65.5
昇温時間(S) 2.4 - 38 9.6 193 48 612 153
出力範囲(W) ~2400 - ~600 ~2400 ~270 ~1000 ~153 ~600
出力密度(W/cm³) ~41.49 - ~2.59 ~10.37 ~0.51 ~2.05 ~0.16 ~0.65

スペック・2

全抵抗(Ω) 1.02 - 4.09 9.21 16.38
昇温時間(S) 0.6 - 9.5 2.4 48 12 153 38
出力範囲(W) ~9700 - ~2400 ~9700 ~1000 ~4300 ~600 ~2400
出力密度(W/cm³) 165 - 10.37 41.49 ~2.05 ~8.20 ~0.65 ~2.59

スペック・3

全抵抗(Ω) - - 1.82 - 4.09 7.28
昇温時間(S) - - 4 - 21 5 68 17
出力範囲(W) - - ~5400 - ~2400 ~9700 ~1300 ~5500
出力密度(W/cm³) - - 23.34 - 4.01 18.44 1.46 5.83
  • ※ 昇温測定は、25℃~325℃、無風状態で行っています。
  • ※ ヒーター保護のため、リレーは通常ヒーター容量の二倍以上の接点容量を持ったものが適切です。

使用に際してのご注意

ヒーター管理と溶融防止

  1. ヒーター素材=パルブラットの溶融点は1360℃です。
    連続使用時の上限は1000℃が目安となります。
  2. ヒーター使用時の温度管理は、温度センサーをヒーター半径の約1/2、厚の約1/2の位置になるよう取付け、かつ、コンプレッションフィッティングと温度センサー間の絶縁を確保して行ってください。
    この際のヒーター面温度管理は、オーバーシュートを考慮すると900℃上限となります。
    (C・F、絶縁スリーブ付き温度センサーの別売有り)
  3. ヒーターは、漏電防止のために結露を生じさせない状態でご使用ください。
    止むを得ず高湿度内で使用する場合等は、他の機能停止中もヒーターは80℃以上で乾燥状態を確保してください。
    停電からの復帰時も同様です。

その他の注意事項等

  1. ヒーター組込管やボルト等の品質は、ご使用温度や処理ガス成分等に対応したSUS304等の部材を使用して下さい。
  2. 処理対象ガス中の無機系金属片ダスト等は、前処理で除去して下さい。
  3. 防爆のため、可燃性ガスは爆発(=可燃)下限界以下に稀釈(酸素や水蒸気等による濃度調整)する等の前処理をしてください。
    また、ヒーターの上流側30mm以上の位置にトラップを施して引火防止をして下さい。